日本・世界のサーモンsalmon

和食が世界遺産に登録され、寿司をはじめとした和食は、世界中で人気となっています。
国内での人気も高まる一方で、乱獲や異常気象などの影響もあり、天然水産資源は減少傾向にあります。
このまま獲るだけでは大切な資源を失うことになります。

水産資源の良いところは、石油などの地下資源と違い、育て資源を増やせることができること。
これからの漁業は、育てながら、次世代につなげることが重要です。

日本の養殖サーモン

日本の養殖サーモン

現在、各地で「ご当地サーモン」の養殖が行われています。
海がない山梨県や長野県でも豊富な天然水を利用し、陸上養殖がされています。
「サーモン」と名が付いても、ニジマスやギンザケ、サクラマスなど様々です。

日本海深浦サーモンは、白神山地のミネラル豊富な湧き水、サーモンが好む北国ならではの冷たい海水、山と海、両方の恵みを受けて育ちます。

日本における主なご当地サーモン

日本の養殖サーモン
青森県海峡サーモン(ニジマス)
宮城県みやぎサーモン(ギンザケ)
新潟県佐渡サーモン(ギンザケ)
山梨県 陸上養殖甲斐サーモンレッド(ニジマス)
長野県 陸上養殖信州サーモン(ニジマス)
富山県 陸上養殖べっぴんさくらますうらら(サクラマス)
福井県ふくいサーモン(ニジマス)
鳥取県境港サーモン(ギンザケ)
広島県広島サーモン(ニジマス)

日本では品種改良されたハイブリットサーモンがつくられています。
その他、サーモンの種類についてはこちらをご覧ください。

世界の養殖サーモン

日本の養殖サーモン

健康イメージのある日本食は、世界的に人気があります。
寿司ネタとしても人気のサーモンは年々需要が高まっています。
漁業生産量は頭打ちですが、養殖業は、年々増えています。
そういった需要の高まりから、世界でのサーモンの輸入量は年々増えつつあります。
特に世界各国で人気のある寿司ネタとして、食べられています。

例をあげると、東南アジア各国はもちろん、ヨーロッパ、アメリカなど世界では、寿司セットや寿司コースにはほとんどと言われるくらい、サーモンが入っています。

こういった世界の状況や背景を考えていくと、これからもサーモンの養殖が伸びていくことは、容易に考えられます。現在でも、世界でサーモンの養殖事業が大きく伸びていて、その国の柱となる産業としても成り立っています。

深浦としても、この状況を見据えてサーモンの養殖事業に、力を入れて取り組んでいます。

世界の養殖サーモンの状況

世界の養殖サーモンの生産動向をみると、世界中でサーモンが養殖されていることがわかります。

世界の養殖サーモン生産動向

世界の養殖サーモン生産動向

【参考】日刊水産経済新聞調べ

日本は、東日本震災の時に生産量がゼロになってしまったギンザケが、震災前同水準程度まで復活しました。
しかし、数字を見ると、世界との差は非常に大きなものがあります。

世界トップ15社のサーモンの養殖会社に、7社がノルウェー、6社がチリの会社となっています。
ノルウェーは1970年代に海面養殖を始めています。

養殖サーモン類生産量世界上位15社の生産状況(2013年)

養殖サーモン類生産量世界上位15社の生産状況(2013年)

ノルウェーでは国で発行するライセンス制度を導入し、国を挙げての事業となり、また、ノルウェーの特徴としては養殖に限定している所です。
地理的に鮮魚のままトラックでEU全体へ運べるのもメリットです。

そして1990年代に入ると、海面養殖の大型化と自動化が進みました。今では、世界第1位のサーモン養殖の国となっています。

これに対して、チリでは1980年代は養殖の場所、加工場を増やし養殖の加工に重点をおいていました。 しかし1990年代に入ると、ノルウェーと同様の大型化と自動化の技術が導入されていき、今では世界第2位のサーモン養殖の国となりました。

日本の企業もノルウェーの企業、チリの企業へ出資するなどグローバル化が始まっています。

サーモン輸入

生食をはじめとした、サーモンの需要が高まり、海外からおよそ25万トン輸入されています。
日本は海に囲まれ、キレイな湧き水が豊富に流れる山もたくさんあります。国内の生産量は、またまだ伸ばせるはずです。
技術や育成に適した場所の確保、大規模な施設など解決するべき問題はありますが、国産サーモンが輸入品にとって代わる可能性も低くありません。
日本海深浦サーモンは、その一つとしてスタートしています。

日本のサケ・マス輸入実績

日本のサケ・マス輸入実績

【参照】財務省輸入貿易統計

世界の漁業

国際連合食糧農業機関 – Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO)の統計によると、天然で漁獲する数量(下図①)は頭打ちになっていますが、養殖生産量(下図②)は毎年増え続けています。

①Global capture production
(Marine Fishes)

Global captrure production(Marine Fishes)

②Global aquaculture production
(Fishes)

Global aquaculture production(Fishes)

【引用】FAO – Fisheries and Aquaculture Information and Statistics Branch

増え続けている養殖は、淡水・汽水・海水の三つに分けられ、汽水・淡水はアジアで非常に伸びております。
海水に関しては、ノルウェーやチリでサーモンが大規模養殖されてきています。

サケ・マス類の世界における養殖生産量

サケ・マス類の世界における養殖生産量

生食用のサーモンは、世界的に年々需要が高まっており、中間所得者層が増えてきているアジアにおいても、ノルウェーやチリから大量に輸入されております。

燃油を消費してまで、市場が求めているサーモンですが、アジアの需要を同じアジアである日本が供給することができれば、環境的にもコスト的にも優しいことは想像に難しくないと思います。
ジャパンクオリティとして、日本産サーモンをアピールすることができるのです。